新橋再び

心残りは一つ二つ残しておいて、次来たときのお楽しみにしよう、というタイプだ。しかし、次に訪れたとき、その店はなくなっているかもしれない。いい店だとしても、閉まることはあるのだから。和麺屋長介は、多分そうなってしまったら、悔やんでも悔やみきれない店の一つのような気がする。だから、16時40分から17時の開店に向けて、店の前で待っているのである。時間の許す限り待つつもりだ。そして17時25分開店。目当てのつけ麺を注文。ううむ…うまい。地味でどっしりとした味。おかかの匂いがする。時間があれば、ご飯までいただきたかった。結局心残りに。