Veltpunch Paint your life gray Release tour 08-09 at Tenjin graf

ベルトパンチのライブを見てきた。
ずっと楽しみにしていたライブだ。

最初に、なんというか。
僕はライブとか見に行くばっかりで、自分で楽器をやらないもんだから、あまりえらそうにあれがどうとか言うのは居心地がとても悪い思いがするのだけど、あくまで、感想ってことで、すんませんが。

天神grafは初めて行くハコ。クラブとか入っているビルの地下にある。
雰囲気的には、地下に降りる吹き抜けの長い階段が渋谷サイクロンみたいで、フロアは下北沢Queみたいにステージとフロアが近いところだった。
ハコのある場所が、近所にラブホテルがある渋谷O-westみたいにちょっと後ろめたい雰囲気があって、そういや初めてライブ行ったときって、なんの安心感もなく、中に入れば、おっかないにいさんたちが大暴れで、えらいところって思ってたよなーと、思い出した。

田舎のヤンクスは、やることないから、ハコで悪さをするしかないとは、ex チェストホールのDrの人のお言葉。

遅刻して来たんだけど、ちょうど1バンド目が終わって、2バンド目がセッティングをしているところだった。

2バンド目、バンド名は不明。3ピースバンド。G&Vo、B、Dr。
声を張り上げない暗いロック。ギターの音は好き。
でも、ドラムはしっかりたたけない、ベースは全体に合わせようとして遅れる、ギターはミスに焦って、イライラする。曲はもちろん、なんもかんも全然出来上がってない感じ。
前日に急いで作られたレポートの発表を聞かされた気分。4年くらいしたら、とてもしっかりしてそうな雰囲気はあるのだけど。
それまでに、楽器とかもだけど、詞をなんとかしないと。

3バンド目は、hands-upというバンドだったと思う。
3ピース。B&Vo、G、Dr。メロディックパンク。上手。面白い。
とにかく、MCが長い。良くしゃべる。面白いけどイラっとくる強気MC。
ドラムの子(23歳)が一回目のMCで、「僕たちhands-upて言います。」「知ってる人はいますか?知らない人は覚えて帰ればかやろ〜」と言った。そして、二回目のMCで「僕たちの名前を覚えてくれた人手を挙げて(手を上げる人おらず。)お前ら、ばかだろ〜」と言っていた。
なかなかおもしろかった。
書かんけど、「まったくだらしのない軽犯罪」の告白はどうかと思うが、面白かったからいいや。

でも、「曲に対する思い」とか「曲には思いがこもってるんです」みたいなのをMCで語るバンドは、終始一貫して僕は嫌いですけどね。

4バンド目はSkin headzというバンドだったと思う。
4ピース。B、G&Vo、G、Dr。上手。メッセージの強い曲=苦手。G&Voが動きがくねくねして怪奇系=苦手。
前のhands-upも上手だったけど、Skin headsはより上手だった。
メッセージが強いから逃げたくなるんだけど、そこに一本釘を刺してくる気がして、つたわるもんはあった。

そして、ベルトパンチ
そのうち、メンバーさんがセットリスト上げると思うので、フライングで上げようと思う。
1.Killer smile
2.ルゥム
3.CRAWL
4.Mouse Of The Pain
5.Standing Ovation
6.Dic 954
7.Cyndi...come back

encore
1.Parfect Days
2.Your Corolla

間違ってるかもしれないけど。

なるべく、長沼さんの前付近で聞こうと思っていた。ギターやエフェクターを見ていたかったからだ。ようするに、ギターがギチャーとかギシャーとかグチャーとかヒハーになる瞬間と言うか。
Killer smileで鳥肌が立ったけど、その次がルゥムだったという繋ぎが嬉しかった。
CDやDVDで見たり聞いたりしてる以上に、カッチリしていなくて、ライブらしく、暴走してる感じが嬉しい。

遠藤くんのドラム、思ってたよりしっかりしていた。シャープ。そして、バスドラがドスドスしていて、いい感じ。

アンコールのYour Corollaは聞けて良かった。「冷静な視点の妄想癖、素直でひねくれ、朴訥で激情」の長沼節全開の7分近くある曲で、僕には全然長くなくて、もっとしつこく聞いてる人が嫌がるくらいに(My sharonaのリフを)引っ張っても全然おもしろい曲なんだけど。
途中でフロアに降りてきて、なれてなさそうな男子の首にギターをかけて、ピックを渡すと、ステージに戻って、自由に歌っていた。
男子、もっとがんばって弾いたり誇ったりすればいいのに、最後までわけがわかってなかったようなところが、もったいない。ギターウルフのライブに行って、セイジさんからギター渡されたらどうするつもりなのだ。ライブを見に行くということは、いつでもやれるように準備しとかないといけないのだ。

不満。sportsが聞けなかった。あれだけは絶対に聞きたかった。
sportsで暴れようと思って、待っていたのだ。でもなかった。不発。
cheap disco 13 steps、fragile、四季を描く為に踏むブッグマフなど此処には無い、も聞きたい。24時間ベルトパンチでも俺全然いいよ。

アニソンやったからか、ハコ全体がおとなしかった。僕の前にいた女子二人も、本来、最前列にいる人たちではなく、モッシュ地帯のちょっと後ろにいる人たちだと思うのだけど。でも、僕は、二列目で自分の好きなように、じっくりと堪能できたから良かった。もう、呼吸するのも大変なライブを見に行くような歳でもないし。




今日か、明日は、reach up to the universeのCDがリリース。
楽しみだ。