ビックリ7、恐怖3のこえー映画

スペル」を見てきた。原題の「DRAG ME TO HELL」のほうがB級ホラーの雰囲気があっていいなーと思うのだけど。

スパイダーマンサム・ライミが監督。スパイダーマンはマーベルの中でも特に暗いし、ヒロインもブスで好きな映画ではないので、ちょっと心配しながら見に行った。
何の気なしに見にいってしまったのだけど、そう言えば、ホラー映画。俺、怖がりだからホラーとか好きではない。でもまー、「鬼畜大宴会」とか大丈夫だったし、グロ方面なら何とかなるかな、くらいにしか思ってなかった。予備知識として、「理不尽なばあさんが面白い」というのだけ、頭に入れて見に行った。
クリスティンは銀行の融資担当係。同僚と昇進を争い、上司に「できる」ところをアピールしたい。そんなときに窓口にやってきたのは、うす汚い老婆*1。老婆は、「家がなくなると困る」と、ローンの支払い猶予を求めるが、クリスティンは上司に「できる」ところをアピールするために、これを断る*2。その夜、車で帰ろうとするクリスティンに老婆がものすごい力で襲いかかり、クリスティンは勇敢にも応戦。しかし、力尽き、呪いをかけられてしまう。次の日から、クリスティンの周囲では恐ろしい出来事が起こり始めた・・・。
という話。
ジワジワくるホラーではなくて、大きな音と、怖い顔、怖いことでビビらせるホラー。わかってても絶対怖い。
おばあさん、ちょーつえーし。人にとりついた悪魔が踊ってたのには笑いそうになったが、それも悪魔っぽくって怖かった。
サム・ライミ、本気でB級ホラーを作ってきた。俺は怖くて早く映画が終わらないかと思ってたし、祈るように掌を組んで見ていたらしい。本気で怖かった。
そういえば、サム・ライミ、「死霊のはらわた」の監督だったか。失念していた。

*1:ニチャニチャした入れ歯はずしてハンカチーフの上に置いたり、デスクの上のキャンディ全部カバンに入れちゃったり、汚い爪でデスクはカチカチ鳴らしたり、まー、印象悪いのなんのって。

*2:普通に断るケースだと思う。猶予求めてきたの3度目だし、プライドはあっても、おばあさんに返済能力はなかった。