We are Rams!

前のエントリーを、昨日書いたまま登録していなかったので、今朝思い出して登録した。
朝、少しゆっくりして学校へ。気負いすぎなのか、頭が痛かったり、落ち着きがなかったり。自分をゆっくりにしてみた。
後輩くんからメールがきて、ワールドサッカーマガジンイングランドのところに、「帰ってきたダービー」という記事が見開き一ページで紹介されているという。さっそく、ジュンク堂に行って立ち読み。ブライアン・クラフという偉大な監督(クラフ時代、アシスタントコーチ、ピーター・テイラーだったのね。)と、昔っからダメなボード。ラムズのファンは、ダービー・カウンティのファンであるという大前提があり、その次に、クラフのような偉大な監督に忠誠心があるということ。ここを踏み間違えると、ボードはエラいことになる。ビリィ・デイヴィスは、シーズン通して、いや、というか、プレイオフのときも、チーム作りに苦心し続けていたと思う。安定して勝ち続けたときのシステムとフォーメーションを崩して、元に戻さなかった。というより、そのあと、ずっと、フィットする戦術を模索し続けていたようにも思う。スカウトが卓越していたわけでもない。アーセナルから三年契約で獲得したライアン・スミス、ものになっていないし、アーセナルからシーズンローンしたすばらしいFW、アルトゥーロ・ルポリもそこまで信頼して使い続けていたわけではない。ボブ・マルコムは出番がなく、ギャリー・ティールもシーズン中盤でこそ出番が多かったが、終盤はベンチが続いた。
インタビューを読むと、ビリィ・デイヴィスは「イギリスのバックボーンを持つ選手を使いたい」と話している。これは生まれ育ちをさしてはいるけど、要は、「フットボール」というスポーツを最もシンボリックに表し、最も必要な「スピリッツ」の有無というものを指していると思われる。近代フットボールは、テクニックやフォーメーション、システムや、選手個人のフィジカル的な能力に拠り過ぎている面があると思う。時としてそれらは、フットボールをつまらなくしてはいないだろか。我々フットボールファンが見たいのは、戦う男たちの気合と気合のぶつかり合いではないのか。trigさんに言われたことだが、シーズン終盤、ラムズはうまくいかない試合が続いた。ビリィ・デイヴィスが最もチームに要求するハードワークとスピリット、チームへの献身が足りなかった。それをいちばん持っていた選手の一人は、QPRへ行ってしまった。アダム・ボルダーである。しかし、ラムズで活躍し、リーズに行き、そして帰ってきたセス・ジョンソン、ジョージ・バーリー時代にプレイオフで煮え湯を飲まされているポール・ペスキソリド、マイケル・ジョンソンらがビリィ・デイヴィスに残されていたのはよかったと思う。ラムズのファンにとっても。
ラムズプレミアシップに帰ってきた。俺は堂々としていいんだと思う。もう、どの国のチームかなんて、言わせはしない。
記事を読んでいてそんなことを考えていた。