2007.11.09 Zoobombs @Kagoshima SR Hall

ここ最近、ずーっと楽しみにしていたライブだったので、ワクワクして見に行った。
でも、地元バンドが4つも出て、そのうち3つにはまったく興味がなかったので、できればこれをはしょりたいと思い、2030にハコ入りするような感じで行った。
入ったとたん、「何度見てもいい」地元バンドのRubic Cave Houseで、しかもいちばん好きな曲だった。しばらく、彼らのライブを楽しむ。ブランキー風で、かっこいいと思う。ブランキー70%(だけど、ベンジー要素-30%。セクシー要素は彼らには早すぎて、形式、バックボーンとして、そんな風だなー、って。)、マカロニ30%かなーというバンド。やいぼうは、ブランキー風というところがお気に召さない様子だった。彼らはでも僕は好きなバンド。
出演バンドのなかで、これは…という地元バンドがあった。こんなネガティブな話をするべきではないと思うけど、久しぶりにきたわ〜これは、と思ったので、書く。なにもかもお気に召さない感じ。やってるご本人さんたちはめっさ気持ちがいいんだろうな〜。公開オナニーを見せられた感じ。胃がしくしくと痛くなり、聞いててつらくて、でもものすごく眠気を誘う。あれはひどかった。
終わった後、アンケート用紙があったけど、アンケートなんて書くまでもない。

ズボンズは、いつも最高だ。ドンマツオはいつでもヒーローだ。
south central rockではじまり、次にTalkin'bout America、そこから、神経質そうにプレイしたり歌っていたドンマツオが、急にあおり始めて、ハコ全体が動き出し(と思ってたけど、やいぼう曰く、僕の後ろ一列から後ろは全然盛り上がっていなかったとのこと。シャイな田舎ものどもめ!)、あとはどうでもよくなった。

ドンマツオはライブを作る、ライブをするという点に関して、一級のプロだと思う。どんなに売れているとか、流行っているバンドも、自分たちの楽曲を淡々と進めていくだけで、客と曲の一体感を作ろうとしない。そっちは勝手に盛り上がってくれみたいな雰囲気だ。そんなカラオケとかCDの延長みたいに、バンドの演奏を一緒に聞いて、一緒に歌ってというライブなら、それでいいのだろう。ドンマツオは、ライブによりライブな感覚を求めている気がする。楽しんでナンボというなら、やってるほうばかりだけでなく、フロアも楽しませてナンボだ、と。そういわんばかりに、ドンマツオはアジテートする。演奏しながら、歌いながら、会場全体をチェックし、ドラム、ベース、キーボード、客をコンダクトする。ズボンズを知らない客も、ライブに巻き込んでいく。ズボンズは、ドラムの入れ替わりが多いバンドだと思うんだけど、新メンバーのキムは、ドンマツオのコンダクトを目で必死に追いながら、必死の形相でドラムを叩いていた。常に必死でエモーショナルなドラムの音、これがドンマツオの考えるズボンズの原動力というなら、あるいは、メンバーチェンジのあるポジションになるんじゃないかとも考えたりする。

いつでも最高だけど、今回もまた最高のライブだった。
いやー、楽しかった。