足腰の強いやつらが芝生削るように走るリーグ

ブンデスリーガが好きなのは、緻密な戦術を考えるコーチが多いというのに、そんな繊細さを微塵も感じさせないアホっぽいプレイヤーがガリガリ走りまくって、ゴール見えたらゴスゴスとバズーカのようなスピードのシュートが飛んでいくあたりでしょうか。

ものすごいテクニックも心もある料理人が作った、分厚い肉のついたBBQ!みたいなリーグという印象があり。

ロバノフスキーのプレッシングサッカーに緻密な戦術をねじ込んで、流れるように機能する攻撃的サッカーを作る「プロフェッサー」ラルフ・ラングニックシャルケは、真ん中にサンド置いて、そこに放り込み、左サイドに置いといたアイウトンが内側に入りたがったり、右サイドで不器用な縦突破ばっかりしてるアサモアと、サンド以外なんともやりにくい連中を、計算できるけど気分屋のリンコウンが上手に操縦し、後ろのほうではガッツさんを唖然とさせるポウルセンが中盤でひたすらぶっ潰し、その横でコビアシビリがせっせと仕事をし、後ろにはボルドンとクルスタイッチの硬いCBが二人。左SBのパンダーが正確無比のクロスを放り込むような、チームだった。

なんというか、ガツーン!ガーン!ドーン!というチームだった。一生懸命計算してんのに!

ラングンックの軍艦チームは、パンダーの故障によりあっけなく崩れていったわけですけれど。


昨日、昨シーズンのハイライトをチラチラ見ていて思ったこと。
これは、絶対にいいたい。


ドルトムントはコーチもいかんけど、それよりなにより、GKがヴァイデンフェラーじゃなかったら、絶対普通に強くていやなチームだと思う!

あんなにやれそうに見えて、ひどくこっけいなGK、なかなかいないよ。

今日は、それが言いたいがためのブンデスリーガ話でした。