私とライブドアショック(とごはんの咀嚼)

ご飯もぐもぐしたりしながらぼんやり思ったことだ。

商売って、「誰かの需要を満たすこと」じゃないのかな、と思ってて、ライブドアは株式の時価総額世界一を目指して、いったい誰の需要を満たそうとしていたのかなって。ネタの需要とかいう意味じゃなくてさ。時価総額が高いってことは、株主が高配当を受けられるって意味なのかな。でも、ライブドアM&Aのために社内留保しちゃって配当しなかったし(て言ってたけど、実際金なかったんじゃないのかな)。大きい会社を作ろうとしたのは何のためだろう。
ほりえもんは「サヤ(手数料とか利鞘のこと?)をとる」っていうのを盛んに言ってたみたいだけど、結局は手に職のある人や商品を持ってるのが強いんだってば。

前々から思ってることだけど、IT企業って、最先端の商品扱ってる割に、やってるサービスそのものは古いような気がするんだけど。amazonTower Records以外はそんなに利用してない私が言うのもなんだけどさ。このサービスは画期的だ!とか別に思ったことないんだよね。

てゆーか、ほりえもんばっかり追っかけてると、姉歯事件が闇に葬られちゃいますよー。

建前ばっかし真っ当に聞こえる話は注意しよう。うまい話を他人にするやつはいないんだから。他人にうまい話をするときは、そのうまい話で自分が儲かるからだ。同じメソッドでもやる人が違うと全然違うこともある。でも、誰かの需要を満たしているという意味で、商売なんだろうね。

私の仕事は、帳簿の上の数字を見ているので、それでその会社を分かった気になるのは危険だ。気象衛星と同じで、はるか上の軌道上からは、雲の下のリアルは見えないのだ。帳簿に書かれている文字には別のリアルがあることだってある。自戒。株なんてお金を数字遊びと勘違いしちゃってる連中も私と一緒だと思う。パソコンの前で動く数字にはなんのリアルもない。あぶく銭。あぶく銭はすぐに失うから、あぶくって言うんだ。ていうか、お金で遊ぶことに良心の呵責も感じない品性のない大人が、義理人情のない子を育てるのさ。私はやだね。

帳簿組織は実によくできている。無理をしたら、その無理は必ずどこかのバランスを崩す。法律に書かかれていないことは、合法といえるけど、人と人なんだから、グレーゾーンで仕事してうまくいくためには品性が大事だってこと。
とか思ったけど、それより前に「ウソを隠すにはもっと、もっともらしいウソをつかなきゃだめ」ってことを思い出した。もとから無理があるんだって!

自殺した人。きっと食い道楽じゃなかったんだよ。

株式市場がどうなっても、私にはなんにも関係ないにゃー。まじめに汗水流して働いてお金もらってる人にも関係ないよ。不労所得ばっかり考えてる真面目な不真面目くんだけが泣く事件だし。
でもそれが悪いというわけじゃないけどさ。そんなにお金はいらないけれど、私はたくさんお金を稼ぐことよりも真っ当に自分が思うように働けることのが大事だし、不労所得で食えるアイデアや才覚がうらやましいだけだよ、どうせ。まあでも、今回はご愁傷様。お大事に。

ほりえもん、これからは農業だよ。きみなら農協と戦えるさ。

もぐもぐ…。

あ、ほりえもんがつかまっちゃった。
あれよね、「みんなやってることなのに、ほりもんばかりつかまるのはおかしい」ていうのは正しい感想だと思うよ。でも、悪いことって、ばれなきゃつかまえられないから、はがゆいんだよな。

これからは、企業倫理っていう商品が世を回りだすぞ〜。気をつけろ〜。