「隙がない」とさ。

昨年、友達らに「隙がない」と言われたのだ。
んで、言われた本人としては、「は?」という感じだった。
人に何を言われようが、めったに気にしないし、「そうだよね〜」とか「そういう面もあるか」と思うんだけど、ちょっとひっかかって、そのひっかかりが、大いに引っかかりだして。
どのへんが隙がないのかわからん。なにも悪いことしてないのに悪いといわれたり、変でもないのに変だと言われたような気分。
てか、付け入る隙がないという意味なら、それは人を見る目の力量不足なんじゃないの?と思ったりもする。
鍵穴は、常に見えるものばかりではない。鍵穴を見つけるプロセスやメソッドもあるだろうし、人によってはすぐに見つかるものでもある。
語り合うことはできると思う。でも、本当の話を意味を含めて相互に通わそうとしたら、同じくらいの力量が必要だ。
もし、隙がないとか、壁が見えるというなら、同じステージにないんじゃないのか?と思う。
ごめんね、冷ややかで。
多分、磨く以前に、厚みが足りないんだよ。
理論ばかりじゃなくて、自分なりに編集した理論じゃなきゃおもしろくないし、興味がない。
そもそも俺からそういう議論するのもずいぶんとおかしいけどさ。
ごめんね、冷ややかで。

お気に入りは、「一緒にいて、同じものを見て、聞いて、話をしてるはずなんだけど、多分、違うものを見て、聞いて、話してる。宇宙みたいな、遠いものを見ているような感じ」みたいなことを言われたこと。うん、俺もそう思う。心ここにないのだ。なんとなく、自分の中から外を見てて、あたかもそこに存在している人ではないかのようだ。