手工業

姶良町の北山というところには何人か、竹細工の職人さんがいらっしゃる。これは、ちょっと知ってる職人さんに、「作ってよ」と頼んで、作っていただいた、ざる。編み目が六角形で、美しく、頑丈。竹の節はざるの底の裏に集中させてあり、シンプルなものなのに、手が込んでいる。「もっと難しいのを頼んでよ。(こんなのでは)創作意欲が刺激されないよ」と職人さんはいう。別に知り合いだからというわけではなく、普通に1,500円なり。中国から輸入する竹製品もクオリティは変わらないらしい。ただ、あっちは、かびが生えるのを防ぐために、竹をプールみたいなところで強烈な薬品につけ込む。「この竹は、姶良の山で切ってきたやつで、薬品にもつけてないから、かびは生えるよ。でも水を叩いて落として干しとけばいいから」と職人さんはいう。いいとか悪いとか、そういうことを言いたいのではなくて、どちらの価値観にお金を払いたいか、になると思うんだけど。今日はロハスな切り口で攻めてみました。