タイミング

ものの本を買って来て読まないといけない。
「そんなことまで?自分で考えられないのか?」と言われそうなのだけど、そうなのだ。
結婚したいとして、僕が考える最大のネックは、うちなのだ。
親の病気は長期戦。お金もかかる。僕の試験も一年基準では、長期戦。ここは、どうしたって何にも変わらないんだ。待ってたら諸々、よくはなるだろう。でも、結婚てのは相手あってのことで、相手の事情もあるのだから、そういう意味では時間が無いとも思っている。だったら、せめて一緒に住むか?くらいのことができたい、と思う。
親は僕が家を出たがっているとは思っていないし、出る必要は無いとも思っているようだけど、おとさんの病気のことでおかさんは頭がいっぱいだから(それは重々、理解できるのだけど)、僕が理解されないかもしれないけれど、僕は一生、このうちにいるわけじゃない。仕事は一緒だけど、必ず出て行く。一緒にも住まない。住居表示も途中まで同じところにも住まないと思う。
僕は僕の人生を持ちたいのだ。家族というくくりから、そろそろ出たいのだ。なんというか、僕の家族を持ちたいのだ。親の家族に僕と僕のお嫁さんを組み込む、というのは、親の希望だと思うけど、僕の感覚とは違う。
それで、最初の話なのだけれど、立ち読みしたものの本には、結婚までの諸々の段取りとか、礼儀とかが書いてあったように思った。段取りを踏み外さないように、きっちりやっていきたい。

ほんとは、勢いとかタイミングでそういうのは決まればいいと思うのだ。僕の気持ちとか性格の問題で、それができないだけで。どうしても、親の病気、自分ちの仕事、自分の試験勉強を考えてしまう。でも、そしたら、いつまでたっても、今と変わらないことになる。

おかさんは「20代の子と結婚して」「30超えたら出産は大変」というのをやたら口にするようになった。そういう懸念があるのも理解できるが、親の希望で相手を見つけるってのは、気持ち悪い話だ。心が痛まんでもないけれど、返答に窮する。

親には、自分たちと違う価値観の人間ももちろんいる、というのを理解して欲しい、そしてできれば、同じ家族でも同じこと考えるとは限らんのだから、尊重して欲しい、と思うのだ。