見てたし聞いてた。

コンチパ。先日、友達と鹿児島市は東千石町のムッフカフェでだべっていたときのこと。友達が、「携帯見てん」というので見ると、その友達からメール。目の前でわざわざ俺にメールて、なんじゃと思って読んでみると、「後ろ、ねずみ」とある。「ねずみ?は?」「しーっ!バカ!」あー…、わかったー。オウケイ…。ねずみ講ですよ、お嬢さん。ファミレスとかで昔は勧誘とかしよったけど、最近は出入り禁止らしい。だから、ねずみはこういう街のカフェに出没するようになったのね。化粧品のねずみ講。男の営業の話に女の子二人ががっつり食いついとる。化粧品の営業だけど、サンプルを出しているわけではなく、紙の上でボールペンがすいすい動いて、どうにかすると売上のいくらかがマージンとして自分に入るとか、自分が紹介した人が誰かを紹介してどうにかすると、自分がどうにかなるとかいう話。見たぞ聞いたぞ〜。うまい話を人にする人はどこにもいない。ほんとうにおいしかったら自分だけやるもんじゃない?もし、うまい話を人にする人がいたとしたら、だまされて後戻りできないからか、おいしい話が賞味期限が近いから、うまい話自体が商品だから、自分一人でやるには自信がないから、と思っている。で、後ろのテーブルのあの男がお嬢さんたちに売りたいのは化粧品だけじゃなくて、化粧品とねずみのシステムなんだな。化粧品が、もし力のある真っ当な商品と納得できたら、システム抜きで買ってもいいかもしれないけど、カウンセリングのない化粧品て、どうなんでしょうな〜。友達と話をするふりをしながら、ねずみの話を盗み聞きしていたのだ。