Fire Starter

Fire Starter、行ってきました。イベント名は、タワレコ鹿児島店閉店記念イベントということですけど、中身は、AsparagusBeat Crusadersのスプリットレコ発イベントという、Asuparagusのしのぴーさんもおっしゃってましたが、「食事会付き結婚式みたいな」感じでした。

タワレコは、思い入れの強い店の一つです。
レコ屋の部ではいちばん思い入れが強く、順番にすると、タワレコハイラインレコーズ>>>>>>HMV>>>ツタヤ>>>>>>>>十字屋(地元のレコ屋)くらいです。HMVに何の罪もありませんが。

タワレコでは数々の音楽と出会いました。pre-schoolは、タワレコが「Spanky Josh」をレコメンするCMを流したことで知ることができました。衝撃でした。AIRもそうでした。AIRがKids are allrightにあわせてタワレコに走っていく、というCM。CMを見たあとで、そういやAIRっていう人のCD持っとったわ、と思い出したという。

バイト代出るたびにたくさんのお金をタワレコでCD買うのに落としたもんです。

まずビール。スーパードライ

最初、地元バンドのホープ(俺のホープじゃないです)、Fat Propがやる前に、タワレコの店員さんたちが、「No Life,No Music」の歌を一曲演奏。お子らがだーっと前につめるにはつめて、しかし、よくわからなくなって、微妙にぴょこぴょこしていたが、演奏は、店員さんたちの「ステージにあがって大好きな音楽をやれた。でも、はずかしい」というような、ひそかな喜びを感じてよかった。

そして、Fat Prop。Gが二人、ドラゴンゲートあたりの見た目極悪巨漢プロレスラーをスモールサイズにしたみたいなBが一人、ポッチャリ系のかわいらしいKey&Voが一人、Drが一人。多いなあ。PAの好みなのか、音が控えめ。リズム隊が弱い。ドラムが、ハシっと音がこない。地元バンドだから、もっと、ホームゲームな感じで盛り上がるかと思ったけど、そんなでもなく。自分の好きではない曲で局地的大盛り上がり、逆に自分の気に入っていた曲は大衆受けしないのか、こっちも、局地的大盛り上がり(俺一人くらい)。
某アニソンのカバーもやったんだけど…、ごめんなさい…。

ピアノもの、もう解散しちゃったけど、ガガーリンがよかったなぁ。

二杯目。黒伊佐錦水割り。

ASPARAGUS。かっこいいいい!変則、速さのなかに、ゆったり漂いながら、速さに乗っかるボーカル。高速道路の中から見える風景はゆっくりだけど、実は高速で移ろい行くが如しですよ。しのっぴーさんもそんなにいろいろやって弾いてるように見えないのに色々なメロディがギターからあふれ出るし、ドラムの人も、そんなに激しく叩いてるわkでもないのに、音がハシハシしてるし。音が走ってて、気分最高だった。変則的だったから、お子らのノリはついてけなくてあんましだったけど、俺の腰と衝動を直撃でした。

三杯目。梅酒水割り。チャンポンを指摘され、「あ、しまった」と思うも、後の祭り。自分の酒の弱さを省みず飲んでピョンピョンしていると、いったいどうなるか。答えは9行後。

ビークル。お面の仕組みを見ることができた。これからのお面作りに生かされる本家のアイデアを見た。
サスカッチで入場。スカ踊りしてたら、後ろから、お子らがダー来て、ダー来るならいいけど、ひじでどつかれたり、両手で、おもっきしおっさられたり。
FOOL GROOVEではじまり。んで、三曲くらいぎゅうぎゅうに前におっさられるモッシュピットでどつかれまくったあと、頭痛と吐き気と寒気が出てきた等で後ろに後退。行きたいときに前に行き、嫌になったら元に戻って自分なりに楽しむような感じで楽しんだ。

地方に来る東京で活動するバンドの人たちは、わかりやすい曲を中心にやるような気がするのだけど、お面の人たちは、わりとわかりやすいのをはずしてきたような感じだった。ちゃんと聞かせるというか、玄人好みと言うか。渋いなぁ、と思った。個人的には、選曲面でFire Starterに引っ掛けて、というか、そのまんま「Fire Starter」やって欲しかったかも。昔の曲も聞きたい。

スプリットツアーということで、スプリットアルバムの曲をやるんだけど、好きな曲はasparagusがやって、好きではない曲をお面の人たちがやって。実はもともとそんなに聞きたい曲もなく。

途中でメタリカのカバーや長いMCも入りつつ、普通の感じで終了。

コールできたのも楽しかった。ハレンチなことを言えるのは、「田舎でキッズが悪いことしようと思ったら、ハコしかない」と言えるくらい、まさにハコならでは。

ライブ終わった後、ドラムセットの背後のスクリーンにイベントのエンドロール。

「I'll be back」とのこと。是非帰ってきてほしいタワレコさん。

ライブ後、楽しかった瞬間、不機嫌になった瞬間、良かった瞬間、泣きそうになったこととかいろいろ語ったんだけど、5割くらいはまあ、「この田舎者どもが!」ということで。